1 アンカー位置決め
タイル剥落防止工法
タイル剥落
タイルが割れている
鉄筋コンクリート造りの頑丈な建築物でも、時間の経過とともに老朽化・劣化や汚れなどが目立つようになります。放置すれば雨漏りや外壁タイルの剥落などの現象を招き機能的にも支障をきたすようになり、資産価値をも激減させることになりかねません。
一部タイルが剥がれ落ちている
タイルの剥落は経年劣化だけではなく施工不良の可能性もあります。型枠剥離材の残留、目粗し不足、ドラ イアウト等々への対策不足かもしれません。目視で問題がなくても、内部で剥離や浮きが発生している場合 もあります。
タイルがハラミ(膨らみ)歪んでいる
建物を真横から見て、部分的な膨らみがあれば浮きの可能性があります。きっちり判断するには打診棒などで軽く叩いてみるといいでしょう。
で、タイル剝落を防止!
JKセライダー工法
短繊維を混入させた特殊アクリル樹脂「JKセライダー」と特殊アンカーピンで、タイル張り外壁を面で補強するタイル落下防止工法です。
アクリル樹脂だからこそ高い防水性と遮断性で外壁劣化を防止し、建物の長寿命化に貢献します。皮膜は無色透明で、タイル仕上げの高級な風合いをそのまま生かし、美しく維持することができます。
また、地震時においては外壁仕上げ材の剥落を防止するとともに、ひび割れの発生を抑制します。
JKセライダー工法を動画でご紹介
特徴
耐震性
特殊アンカーピンはせん断力が強く、また、特殊アクリル樹脂には短繊維が入っているので、一般の透明なアクリル樹脂に比べ、引っ張りは2倍、引き裂きは7倍の強度があります。
東日本大震災、阪神大震災でもビクともしませんでした。
防水性・遮断性
長期にわたり優れた防水性を発揮、外壁からの雨水を防ぎます。
塩害、凍害、白華などを防ぎ、建物の長寿命化に貢献します。
また大気中の炭素ガスなどの侵入もシャットアウト!
美観性
特殊アクリル樹脂は“透明塗膜”で、タイル仕上げの高級な風合いを損なうことなく、美しく維持することが可能です。
省コスト
これまでの無色透明樹脂塗膜工法に比べ、50%のコストダウンを実現!タイル落下防止工法の中でもコストパフォーマンスに優れています。
10年長期保証制度
保証期間内は3・5・7年経過時の定期点検及び10年点検(有償)、また、震災時など緊急時の点検も実施します。
施工や点検にあたっては、研修を修了したJKセライダーライセンス取得者が実施します。10年目点検時には、さらに10年剥落防止性能の延長を見据えた各種点検・試験を実施し、施工後も安心の責任施工体制です。
※10年間6億円のPL保険(生産物賠償責任保険)が付いてきます。
標準仕様
工程 | 使用材料名 | 希釈(重量) | 塗付け量(kg/m2) | 塗り回数 | 工程時間(時間) | 塗布方法 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 下塗り | JKシーラー | 無希釈 | 0.1〜0.15 | 1 | 3以上24以内 | ローラー塗り 吹き付け塗り |
2 | 中塗り | JKセライダー本剤 | 無希釈 | 0.4(1回目) 0.3〜0.4(2回目) |
2 | 3以上24以内 | ゴムベラ塗り ローラー塗り 吹き付け塗り |
3 | 上塗り | JKトップ | 無希釈 | 0.1〜0.15(1回目) 0.1〜0.15(2回目) |
2 | 24以上 (最終養生) |
ローラー塗り 吹き付け塗り |
施工の流れ
プレスダウングラウト工法
プレスダウングラウト工法は、耐久性を高めて美しい外観を保つ、安全な補修工法です。
アルミ製のフレームを取り付け、壁面にタイルを押し付けてから樹脂を注入する工法です。そのため従来の十中方法のように、タイルを押し上げる心配もなく、強い力で可能です。
また、注入が困難な50二丁タイル直張り仕上げの浮き補修にも最適です。他工法に比べ大幅に注入材を拡げることができることも特徴です。
プレスダウングラウト工法を動画でご紹介
特徴
意匠を損ねない
タイルを張り替えて意匠を損なうと資産価値の下落を招く恐れがあります。プレスダウングラウト工法ならタイルはそのままで補修が可能なので、意匠を損なうことはありません。
押さえ込みによるタイルのハラミや目地の破壊も防ぐことが可能です。
部分補修で効率的
タイルの浮きに合わせPDフレームを取り付けて注入できるので、全面対応の補修工法と比べて大幅に工期の短縮ができます。
従来の工法の問題を解決!
下地のない直張りタイル仕上げの改修など、従来のアンカーピンニング工法では対応できない施工が可能です。
注入時の圧力をフレームで押さえつけ、押し上げる力を防ぎ、樹脂を拡げる力に転嫁させる仕組みを利用しております。
10年長期保証制度
プレスダウングラウト工法には、10年の保証をお約束します。
工事にあたってはライセンスを取得した技能士による責任施工ですので、安心してお任せください。
※10年間6億円のPL保険(生産物賠償責任保険)が付いてきます。
施工の流れ
- 事前調査
- 補修範囲の確認(1)
- マーキング(2)
- 押さえ金具固定孔
穿孔(3) - 押さえ金具取り付け
- 注入孔穿孔(4)
- 孔内の清掃
- 注入
ピンニング(5)~(7) - 押さえ金具の
取り外し・仕上げ・養生
清掃(8)
(1)
打診検査で確認します。
(2)
浮き状況を確認し補修範囲を決定します。
(3)
PDフレーム固定孔を穿孔してフレームを取り付けます。
(4)
所定の深さで注入孔を穿孔します。
(5)
打診確認しながら注入します。
(6)
注入孔に栓をして樹脂の戻りを抑え注入圧を維持します。
(7)
樹脂が落ち着いたらPDピンまたは全ネジ切りボルトを挿入します。
(8)
ピンの上から目地を詰めクリーニングして仕上げます。
特徴
注入材漏出の抑止
特殊加工形状の頭で内圧による注入材漏出を抑止します。
機械固定で浮き上がりなし
独自開発のステンレス製コンクリートビスを機械的に固定するので、内圧による浮き上がりがありません。
外壁表面の汚染を抑止
注入材漏出を抑止するので、外壁を汚染せず黄変しません。
施工後の手間を軽減
汚染の清掃やピンの後処理がないので施工後の手間が大幅に軽減され、工事の効率化と経費の節減につながります。
10年長期保証制度
PDピンニングエポキシ樹脂注入工法では、10年の保証をお約束します。
工事にあたってはライセンスを取得した技能士による責任施工ですので、安心してお任せください。
※10年間3億円のPL保険(生産物賠償責任保険)が付いてきます。
標準仕様
特殊コンクリートビス 「PDピン」
項目 | 摘要 | |
---|---|---|
材質 | ステンレス鋼 | |
サイズ | 径 4mm 頭部径 4.5~4.8mm | |
コンクリート 引抜き耐力※ |
注入材なし | 2,098N/本 |
注入材あり | 5,076N/本 |
※ピン埋込み深さ 20mm
性状
アサボン弾性Gの性状
項目 | 性状 | |
---|---|---|
主剤 | 硬化剤 | |
種類 | 変性シリコーン・エポキシ樹脂系接着剤 | |
外観 | 白色ペースト | 黒色液体 |
混合比(質量比) | 主剤:硬化剤=10:1 | |
密度(g/cm3) | 1.27 | 1.01 |
粘度(Pa.s) | 105 | 1 |
T.I値 | 6.0 | - |
混合後の粘度(Pa.s) | 75 | |
混合後のT.I値 | 6.0 | |
指触乾燥時間(23℃) | 360分 | |
初期との増粘率(60分) | 1.48倍 |
GNSピンネット工法
建設大臣認定
2,000物件、100万m2の施工実績が保全技術・技術審査証明書と建設技術評価証明書をW取得。
建築物の外壁補修技術「GNSピンネット工法」は鉄筋コンクリ―ト構造及び鉄骨鉄筋コンクリ―ト構造の建築物における外壁などの既存仕上げの上に、新たにネット補強下地層を構築して、タイルやモルタルなど既存仕上材の落下を防止する補修工法であることが証明されました。
特徴
“タイルonタイル”が可能
新規仕上げにタイル仕上げが可能なことが主な特徴です。鉄筋コンクリート構造及び鎖骨鉄筋コンクリート構造の建築物における外壁などの既存仕上げの上から、新たにネット補強や仕上げをするので、廃材が少なく環境に優しいです。
騒音が出ない
劣化した外壁である、タイルやモルタルなど既存仕上げ材を剥がすことなく、上から補強する工法なので、工事の際大きな騒音で周りの方に迷惑をかけません。
剥離・落下を防ぐ
壁面全体を覆うので、壁が落ちたり、ひび割れなどを抑制することが可能です。
10~15年長期保証制度
GNSピンネット工法には、10年の保証をお約束します。(最長15年)
工事にあたってはライセンスを取得した技能士による責任施工ですので、安心してお任せください。
※10年間6億円のPL保険(生産物賠償責任保険)が付いてきます。
施工の流れ
通常の施工(塗装仕上げ)
GNSプライマー塗布
GNSフィラーの下塗り+ GNSネット埋込み
GNSアンカーピン穿孔作業
GNSアンカーピン打
込み作業
GNSフィラー上塗り
新規仕上材の塗布
(塗装仕上げ)
タイルonタイル仕上げ
-
施工前
-
GNSネットを
GNSフィラーPで下塗りGNSネットを
カット -
GNSアンカーピン打ち込み
GNSフィラーPを下塗りGNSアンカーピンを
1.5ポンドのハンマーで
打ち込む -
弾性接着剤
塗付け弾性接着剤を
クシ鏝にて施工 -
新規タイル
貼付けタイル
目地埋め -
施工完了
50二丁タイル施工完了
50角タイル
GNSアンカー工法
既存のタイルや下地モルタル浮きの有無に関係なく、特殊アンカーピン「GNSアンカーピン」をコンクリート躯体まで打込むため(4本/m2)、コンクリートとタイル・モルタルとをしっかりとつなぎとめます。
特徴
意匠を損ねない
専用のステンレス製アンカーピンにてタイル中央部を全面均等にとめることにより、外壁面全面の落下防止を行います。よって陶片浮きタイル・下地浮きタイルの張替は殆ど行う必要がありません。新築時と外装タイルの意匠性を変えずに施工できるので、建物価値の低下を軽減できます。
長期耐久性
アンカーピンはステンレスSUS304相当で耐食性に優れ、また外装タイルとコンクリート躯体を16本/m2つなぐため、長期耐久性に優れています。期待耐用年数は50年です。
臭気がない
施工時の臭気、騒音や埃が少なくて済みます。
施工の流れ
2 アンカー位置マーキング
3 穿孔作業
4 座掘り作業
5 座掘り完了
6 GNSアンカー挿入
7 GNSアンカー打込み
8 GNSアンカー打込み完了
9 洗浄作業
10年長期保証制度
GNSアンカー工法には、10年の保証をお約束します。工事にあたってはライセンスを取得した技能士による責任施工ですので、安心してお任せください。
※10年間6億円のPL保険(生産物賠償責任保険)が付いてきます。
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